はじめに
2014年9月27日の御嶽山噴火から約5年の月日が経ち、長らく規制中であった山頂部への登山が2019年7月1日より規制解除されました。(直近の規制状況は、御嶽山HPを参照してください)
またいつ規制がかかるか分からないため、良い機会なのでずっと訪れてみたいと思っていた御嶽山に登ることにした。
まだ噴火の爪痕が残る信仰の山、御嶽山の日帰り登山について書いていきます。
中の湯登山口→剣ヶ峰
今回は黒沢口コースから登ることとした。
一旦登頂後、五の池山荘を経由して下山する工程。
深夜に東京を出発し、朝6:00に中の湯駐車場に到着。
その道中の雰囲気も凄まじく、神社、石碑、仏像が至る所にあり、この山が信仰の山であることを感じさせてくれる。




標高2,500mを越えるような場所に祠、仏像、石碑がたくさんあり、
これが日本三大霊山の一つか、と圧倒されます。
※日本三大霊山は「富士山」、「白山」、「立山」or「御嶽山」らしい



道中では白装束を着た方々が多数参拝されていました。
さすが信仰の山だなと感じさせてくれます。それにしても足袋でこの岩山を登るは凄すぎる。。。






山頂直下には複数のシェルターが設置されていた。
活火山には大抵シェルターが設置されているが、噴火災害があったためか、特に数が多い気がした。
また、御嶽頂上山荘は崩壊しており、跡地に新たなシェルターを作成中なのだとか。
まだまだ噴火の爪痕が残り、御嶽山は復旧中であった。
剣ヶ峰→五の池山荘
山頂で参拝後は、今回の楽しみの一つであった五の池山荘に向かう。
五の池山荘は、継子岳と摩利支天山の間にある標高2,800mにある山小屋。
とても気持ちいいテラスがあり、小屋の中に自家製の薪ストーブがある小粋な小屋らしい。そして小屋内には「ぱんだ屋」というカフェがあり、そこで注文できる窯焼ピザが山の上とは思えないほど絶品なのだとか。
そんな特集がカンブリア宮殿で放送されており、これは必見だと思い足を運ぶことにしました。





五の池山荘に到着。
山荘を運営されているご主人はとても愛想が良い方で、
「是非くつろいで行ってくださいね。」と声をかけてくれました。
もう好感しかないです。
五の池山荘内では自慢の薪ストーブを見せてもらいました。薪ストーブは部品を常連さんと運び、2,800mの山小屋に設置したんだとか。すごいエピソードや。




五の池山荘の内部はとてもキレイ。是非いつか泊まってみたいものです。
キレイな池がたくさんあったり、火山特有の火口や荒々しさもあり、いろんな姿を見せてくれる山でした。噴火被害の大きさも改めて感じさせられた、とても考え深い山行になりました。
終わり。