NewZealand GreatWalks#3|KeplerTrack編

ニュージーランド
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KeplerTrackはフィヨルド地方の山々、氷河に削られた谷や高原の草原地帯の中を歩く、RouteburnTrackとは違った楽しみがあるトレイルだ。道は整備されており山小屋もとても綺麗な素晴らしい遊歩道。
全長は60kmだが、今回はBrodBayからLuxmorehatまでの往復20km程度を日帰りで歩いてきた。

Keplar Track Map


   

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原生林の中に作られた登山道


Keplar Trackに向かう前日はTe Anauの街を歩いてみた。
現地のスーパーで翌日の食糧を買ったり、お酒を飲みながら歩いたり、街の治安が良さそうでのんびり過ごすことができた。街中には映画館もあり、「King of Thieves」というイギリス映画と、Fiordlandの自然のドキュメンタリーが放映されていた。字幕がないと絶対理解できないけど、ドキュメンタリーなら観ても良かったかなぁなんて思いながら、Te Anauの街を満喫した。

翌日、朝8:30のKeplerTrack WaterTaxiへ乗った。
Taxi内では、見るからにパワフルなお爺さんが60L程のクラシックなデザインのザックを背負って、「今からKeplerTrackをテント泊で歩くんだ」と笑いながら喋りかけてきた。すごいですね〜元気ですね〜なんて言いながら、15分間程度の移動の時間に少しだけお話しさせてもらった。
こうゆうお爺さんには憧れる。

Te Anauの映画館
爽快感抜群のWaterTaxi
スタート地点のBrodBayキャンプ場


WaterTaxiに乗って15分ほどで対岸のBrodBayに到着。
BrodBayキャンプ場から稜線までは3時間程度の登りだが、手付かずの原生林の中を進むのが非常に気持ちがいい。特に危険な虫や蛇などもいなかった。
歩いていてふと感じた事は、海外のハイカーはペースが早いということ。自分はかなり軽装にしていたためハイペースで進んでいたが、若いカップルからハイキング感覚できているような老夫婦まで、自分と同じくらいのペースで歩いていて驚いた。日常的にハイキングをしているのか、足腰が鍛えられているのだろうか。


しばらくは整備された道を進む


稜線に出てからしばらく進むと、Luxmorehatに到着。
中はとてもキレイで、宿泊している方々もいた。登りで時間を巻くことができたので、Mt.Luxmoreまで行ってみようと思ったがガスに覆われていて景観もなく、少し時間も迫ってきたので途中で引き返す事とした。

りんごとナッツで小休止
ダイナミックな景観だが、ガスで視界が悪いのが残念

   

緩やかな稜線とフィヨルドの絶景


LuxmoreHutでりんごや軽食を食べながらゆっくりしていると、徐々にガスが晴れてきて、Lake Te Anauとフィヨルドの山脈が姿をあらわし始めた。この景色は絶景だった。 近くのLuxmoreCaveという鍾乳洞に寄ってみたり、LuxmoreHutで寝転んだりしながら、帰りのWaterTaxiの時間が許す限り稜線でのんびりと過ごした。


Luxmorehat
karearea?という鷹に襲われる

   

NZの嫌われ者サンドフライ


WaterTaxiの時間より少し早めに下山したので昼食を食べることに。Queenstownで仕入れたチリコンカーンとアルファ米というセット。
意気揚々と湯を沸かしていると、何かに囲まれている気配を感じた。目を凝らすと、サンドフライ(NZの蚊)数十匹に囲まれていた。

しまった!!事前に調べた情報によると、湖や海など水の周りにはサンドフライがいるんだった!!(サンドフライは日本の蚊の少し強力版みたいなイメージ)

気づいた時にはもう遅く、数十匹のサンドフライトと15分ほど格闘することに。ご飯どころではなかった。

Lake Te Anau


肌を露出するとすぐ噛まれそうになるので、肌を出さないように持っていたダウンを着てフードをかぶり、サングラス、手袋、ネックウォーマーまで完備させて日焼けを嫌がるマダムばりの姿でチリコンカーンを食べることに。

下山してくる人が「なんだこいつ?」と不審そうに私を見るが、その5秒後にサンドフライの襲撃に遭い、私が肌を出さない理由を理解して「👍🏻」のサインを送ってくるのだった。私もそっと「👍🏻」を返した。

現地購入したチリコンカン


天気が良く気候も暖かかったので、とても平和な時間を過ごした。

稜線でのんびりしているカップルや、山小屋で談笑している人たちなど、みな様々な過ごし方でトラックを楽しんでいた。 KeplerTrack、いつの日か完走してみたい。

#4 BenLomond編に続く

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