7月初旬、剱岳にでも登ろうかと意気込んでいたが、週末は土曜日が雨で日曜日が晴れの予報だ。
雨の剱岳は歩ききれる自信がないので、信濃大橋の安宿で前泊して日曜日に北アルプスの爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳を日帰りアタックすることにした。CT15時間、標高差1,400m、全長24kmの日帰りは夏だからこそできる超ハード工程だ。
概要
■日程
2016/7/10 日帰り
■CT(休憩込み)
扇沢駅(3:30)→種池山荘(5:30)→爺ヶ岳山頂(6:20)→冷池山荘(7:10)→鹿島槍ヶ岳山頂(8:40)→扇沢駅(15:00)
■標高差/総距離
1,550m/22.1km
■アクセスなど
扇沢駅駐車場に停車(1,000円/12時間)
勇敢な英断
2時半に信濃大町を出発し、3時半に扇沢駅に到着。
今回はO氏、T氏、F氏に加えて同じく同期のI氏も参加し5人での山行。(モンブランの会の発足は実はこの5人)

扇沢から30分ほどで八ツ見ベンチ到着

朝焼けに染まる針ノ木岳〜赤沢岳の稜線
健脚メンバーは軽快に進んで行く。みんな運動不足だったが、I氏は特にキツかったようで、このタイミングで爺ヶ岳の日帰りにシフトする。鹿島槍ヶ岳チームと爺ヶ岳チーム(I氏のみ)に別れ、帰りに種池山荘あたりで再度合流することとした。I氏の勇敢な英断だった。

KING CRIMSONスタイル@水平道
種池山荘→冷池山荘
AM6:00、登山開始から2時間半ほどで森林限界越え、稜線に種池山荘と爺ヶ岳が現れる。さらに奥には立山連峰の山々が見える。


爺ヶ岳の山頂での休憩はほどほどにし、鹿島槍ヶ岳を目指す。爺ヶ岳から見る鹿島槍ヶ岳は絶景だった。




AM7:10に冷池山荘に到着。鹿島槍ヶ岳の登りに備えて休憩。冷池山荘のテン場は立山と剱岳の眺望がとても良い。いつか白馬から不帰ノ嶮を越えて唐松・五竜・鹿島槍と縦走し、このテン場で朝日を拝んでみたい。

冷池山荘→鹿島槍ヶ岳
冷池山荘から鹿島槍ヶ岳までは約4kmほど、登りは2時間程度の工程。稜線は緑が多くて夏を感じた。


AM8:40、鹿島槍ヶ岳に登頂。白馬連峰から後立山連峰までしっかりと見える、絶景の山頂だった。




PM3:00に下山した。CTは15時間だったが、12時間で下山。3時間ほど巻けたが、やはりハード工程のため途中かなり体力が消耗しバテました。冷池山荘あたりで一泊するのが無難かと。日帰りは体力に自信のある方以外はやめましょう。
※I氏とは無事種池山荘で合流し、共に下山しました。