NewZealand ハイキングマップ#2【Great Walks編】

ニュージーランド
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Great Walksとは?

NewZealand(以下NZ)では何千キロにも及ぶハイキングコースが整備されています。その中でもNZ政府が推薦する原生林、湖、川から険しい山頂、渓谷まで幅広い景色が楽しめる素晴らしい10個のコースを「Great Walks」と呼んでいます。

日帰りでアクセスできるコースから、最長145kmをカヌーを使った川下りで楽しむコースまで、どのコースもそれぞれ個性がありNZの魅力を堪能できるものとなっています。

今回はその10個の中から、特に自分が歩いてみたいトラックを5つ選び、ルートの魅力やアクセス・山小屋などについて調べて書いていきたいと思います。(うち2つは2018年に歩いてきました。記事中にリンクを貼ってます)

ハットの予約について

グレート・ウォークスの山小屋やキャンプサイトは必ず事前の予約が必要です。予約はDocのWebから可能で、予約方法も複雑ではなくわかりやすいものになっているので、以下のリンクからアクセスしてください。
▶︎Doc:https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-go/online-bookings/

     

トンガリロ・ノーザン・サーキット

火山活動が続く「マオリの聖地」、湖や滝など見所が多いコース

トラック情報まとめ
■トラック:43.1km
■必要日数:3〜4日
■シーズン:10月末〜4月末

※シーズン中は山小屋とキャンプサイトの予約でき、ガスコンロ付きの山小屋が利用可能。山小屋には管理人が常駐しています。

トンガリロ・ノーザン・サーキットは、円錐型の形をした活火山である「マウント・ナウルホエ」(2,287m)の周りを周回するハイキングコース。火山帯ならではのダイナミックな景観は火星にいるような感覚が味わえるようです。コースから少しそれるますが「マウント・ナウルホエ」には登頂することも可能。火山以外にも、硫黄の匂いが漂うクレーターや滝など見所も多そうです。ちなみに、トンガリロ国立公園は映画「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」のロケ地にも使われているんだとか。

ルート

代表ルート① トンガリロ・ノーザン・サーキット(43.1km)
DAY1:ファカパパ・ビレッジ ▶︎ マンガテポポ小屋(8.5km)
DAY2:マンガテポポ小屋 ▶︎ オクトゥレレ小屋(12.8km)
DAY3:オクトゥレレ小屋 ▶︎ ワイホヌヌ小屋(7.5km)
DAY4:ワイホヌヌ小屋 ▶︎ ファカパパ・ビレッジ(14.3km)

<見所>
ファカパパ・ビレッジから時計回りで「マウント・ナウルホエ」(2,287m)の周りを歩く、グレートウォークの一つに数えられているトラック。日程はDocのHPに記載されているモデルコースです。
二日目はトラックから外れて「レッドクレーター」から「マウント・ナウルホエ」のピークハントが往復3時間、「マウント・トンガリロ」(1,967m)のピークハントが往復約2時間で可能であるため、ここは是非とも登っておきたいところ。ピークハントの標高差は500〜600m程度です。
三日目、四日目はそこそこ平坦な道のりが続くので、合計22km程度ありますがコンディション次第では一日で歩けるのではないかと思っています。最終日に是非立ち寄りたいのが「タラナキ・フォール」で、落差20m程度の豪快な滝を見ることができます。雪解け後のシーズンや雨の後は水量も多くより豪快さを増すかと思います。そのほか「オクトゥレレ・フォール」という滝もあり、山あり滝ありと見所が多いトラックだと思います。

標高差MAP

個人的には、このYoutubeを見ればトラックの良さがすごく分かるのでオススメ。

     

代表ルート② トンガリロ・アルパインク・ロッシング(19.4km)
START:マンガテポポ・ロードエンド
POINT1:ソーダ・スプリングス(4.5km)
POINT2:エメラルド・レイクス(8.3km)
GOAL :ケテタヒ・ロードエンド(18.9km)
※カッコ内はSTARTからの累計距離

溶岩やクレーター、エメラルド色の湖などを見ながら歩く、グレートウォークのハイライト的な場所を歩く良いとこどりなハイキングコース。
距離は約19kmで標高差は(+500m、-1,000m)、一日で歩くにはかなりの健脚が要求されるのではないかと思います。
あえてマンガテポポ・小屋で1泊し、早朝に出発して「マウント・マウナホエ」の山頂で朝日を見るなんて行程も楽しいかなぁと思います。

        

アクセス

To:ファカパパ・ビレッジ
拠点となるのは国立公園の中心である「ファカパパ・ビレッジ」。
バスの場合はオークランドから約6時間、鉄道の場合は最寄駅のナショナル・パーク駅まで約5時間半でのアクセスとなります。予約は以下のサイトからできるようです。(移動も景色が良く楽しめそうですね)
▶︎バス:InterCity
▶︎鉄道:NorthernExplorer

    

ヒーフィー・トラック

NZの変化に富んだ景色が見れる81kmのロングコース

トラック情報まとめ
■トラック:78.4km
■必要日数:4〜6日
■シーズン:制限なし

※マウンテンバイクの場合は5月初〜11月末

ヒーフィー・トラックは、ブナ林から開けた丘陵地帯を抜けて数々の橋を歩きながら、最終的に西海岸のタスマン海沿いのビーチを歩きトラックを終える、全長約78kmの4−6日を要するロングコースです。ルイス・ハットから最終目的地のコハイハイ駐車場までの24kmは平地が続くので、体力とスキル次第では4日に短縮して歩くことも可能だと思います。

         

ルート

ヒーフィー・トラック(78.4km)
DAY1:ブラウン・ハット ▶︎ ペリー・サドル・ハット(17.5km)
DAY2:ペリー・サドル ▶︎ サクソン・ハット(12.4km)
DAY3:サクソン・ハット ▶︎ ジェームス・マッケイ・ハット(11.8km)
DAY4:ジェームス・マッケイ・ハット ▶︎ ヒーフィー・ハット(20km)
DAY5:ヒーフィー・ハット ▶︎ コハイハイ・ハット(16.2km)

<見所>
1日目のブラウン・ハットからペリー・サドルまでは標高差800m程度の登りで、天気が良ければ「マウント・タラナキ」が見えたり、標高2,097mの「マウント・オリンパス」も見えるそう。
2日目、3日目のペリー・サドルからジェームス・マッケイ・ハットまでは、高地の草原歩きで、開放感溢れる絶景を見ながらのハイキングが楽しめそう。途中にある名物のブーツのトーテムポールには、ハイカー達のお古のブーツがオブジェになっていて、いかにも海外のロングトレイルらしい。
4日目、5日目は尾根を下り海沿いを歩く。全体として、山あり、渓谷あり、草原、海もありの刻々と変わる変化に富んだ景色を楽しめるハイキングコースです。
Docのモデルとなっているコースは4泊5日となっていますが、DAY2-3を同日にまとめることも可能なのかなと思います、そこは自分の体力と合わせて計画してください。

標高差MAP

アクセス

To:ブラウン・ハット
他のグレート・ウォークスと比べると若干アクセスが悪め。ネルソンの街からシャトルバスで2時間半程度。以下のHPから予約が可能です。
▶︎バス:treckexpress
    nelson lakes shuttles
    GOLDEN BAY COACH LINES

   

ルートバーン・トラック

2,000m級の山々や渓谷と湖を見ながら歩く、まさに「Great Walks」

トラック情報まとめ
■トラック:33km
■必要日数:2〜4日
■シーズン:11月初〜4月末

※シーズン中は山小屋とキャンプサイトの予約でき、ガスコンロ付きの山小屋が利用可能。山小屋には管理人が常駐しています。

2018年にトライしたが悪天候で全てを歩くことができなかったコースです。
道中では、何段にも渡って流れる滝「ルートバーン・フォールズ」や、深いブルーが美しいハリス湖、湖畔でキャンプが可能なマッケンジー湖など、NZの綺麗な水景色を満喫できます。また、コースのハイライトであるハリス・サドル周辺から見える、ダレン山脈、マデリーン山(2537m)、トゥトコ山(2746m)なども勇ましく、NZならではの山岳帯と湖が作るコントラストの景色が楽しめる、とても満足できるコースだと思います。

          

ルート

ルートバーン・トラック(33km)
DAY1:ルートバーン・シェルター ▶︎ ルートバーン・フラッツ・ハット(7.5km)
DAY2:ルートバーン・フラッツ・ハット ▶︎ レイク・マッケンジー・ハット(13.6km)
DAY3:レイク・マッケンジー・ハット ▶︎ ディバイド(12.0km)
※全てテント泊想定

<見所>
1日目はブナ林の間をルートバーン渓谷沿いに歩く、上高地から横尾山荘へのハイキングに似たような気持ちが良い道でした。ルートバーン・フラッツ・ハットのテント場はとても広く、トイレやガスが完備された小屋も近いのですごく快適なキャンプが楽しめると思います。
2日目はトラックの最高地点である「ハリス・サドル」まで500mほど登り、多数の湖とダレン山脈の素晴らしい景色を見ながらキャンプサイトの「レイク・マッケンジー」までを下ります。(この道は必ずいつかリベンジしたい)
3日目はディバイドまで緩やかにくだる道になりますかま、途中「キーサミット・トラック」への分岐コースがあります。3時間ほどで往復が可能ですが、ここから見るダレン山脈もとても素晴らしいです。ディバイドから日帰りでもアタックできる場所なので、この場所に立ち寄るだけでも満足度はかなり高かったです。
短い距離の中に美しい景色が凝縮された、初めての海外トレッキングでも十分に楽しめるオススメのコースだと思います。

標高差MAP

     

アクセス

To:ルートバーン・シェルター
クイーンズタウンからバスで60分程度、費用は約40NZDになります。
▶︎バス: GrenorchyService
To:ディバイド
テ・アナウからバスで90分程度、こちらも費用は約40NZDになります。
▶︎バス:InterCity

  

ミルフォード・トラック

フィヨルドの魅力が存分に楽しめる「世界一の散歩道」

トラック情報まとめ
■トラック:53.5km
■必要日数:4日
■シーズン:10月末〜4月末

※シーズン中は山小屋とキャンプサイトの予約でき、ガスコンロ付きの山小屋が利用可能。山小屋には管理人が常駐しています。

テ・アナウ湖からスタートし、いくつもの滝、湖、峠を超えてミルフォード・サウンドへ辿り着くコース。数々の渓谷を見ながら歩く道は開放感抜群で、途中にNZ最大の落差を持つ「サザーランド・フォール」も見ることができる、世界遺産のフィヨルドを満喫できること間違いなしのコース。

    

ルート

ミルフォード・トラック(53.5km)
DAY1:グレード・ウォーフ ▶︎ クリントン・ハット(5km)
DAY2:クリントン・ハット ▶︎ ミンタロ・ハット(16.5km)
DAY3:ミンタロ・ハット ▶︎ ダンプリング・ハット(14km)
DAY4:ダンプリング・ハット ▶︎ サンドフライ・ポイント(18km)

<見所>
テ・アナウの街から30km程北上した場所にあるテ・アナウ・ダウンズからボートで移動して上陸する「グレード・ウォーフ」からトラックが始まります。船じゃないと行けない、この時点で冒険心がかなりくすぐられます。(笑)
見所が多いコースですが、中でもミルフォードトラックの最高地点である「マッキノン・パス」(1,154m)から望むクリントン渓谷、アーサー渓谷の景色は、北欧にも負けず劣らずの山と渓谷が成す絶景で、忘れられない思い出になること間違いなしかと思います。その他にも「サザーランド・フォール」を始めとする数々の滝も見ることができる、かなり満足度の高いコースになっています。
このトラックはキャンプサイトがなく、基本はハット予約が必須になります。激戦のハット予約を制したものだけが味わえる素晴らしいコース、是非歩いてみたいですね。

標高差MAP

       

アクセス

基本的にトラックは一方通行で、グレート・ウォーフからスタートします。
To:テ・アナウ・ダウンズ
テ・アナウからバスで30分程度、以下のサイトで予約可能。時間は7:15、9:45、13:25から選べるので、自分のスケジュールに合わせて選ぶのが👍
▶︎バス:Tracknet
To:グレート・ウォーフ
テ・アナウ・ダウンズからウォーター・タクシーで60分程度、以下のサイトで予約可能。10:30、14:00の2便が利用可能。
▶︎ウォーター・タクシー:real JOURNEYS

  

ケプラー・トラック

氷河に削られた谷を見ながら歩く縦走コース

トラック情報まとめ
■トラック:60km
■必要日数:3〜4日
■シーズン:10月末〜4月末

※シーズン中は山小屋とキャンプサイトの予約でき、ガスコンロ付きの山小屋が利用可能。山小屋には管理人が常駐しています。

テ・アナウの街からアクセスできる、グレート・ウォークの中では少し珍しく稜線を歩き中心の中級者向けコース。2018年に一部を歩いてきましたが、稜線に出たときに目の前に現れるフィヨルドの景色と開放感は忘れられません。少し体力も必要ですが、日本のアルプス縦走なんかが好きな人にはオススメできるコースだと思います。

     

ルート

ケプラー・トラック(60km)
DAY1:テ・アナウ ▶︎ ラクスモア・ハット(15.8km)
DAY2:ラクスモア・ハット ▶︎ アイリス・バーン・ハット(14.6km)
DAY3:アイリス・バーン・ハット ▶︎ モトゥラウ・ハット(16.2km)
DAY4:モトゥラウ・ハット ▶︎ レインボー・リーチ(6km)

<見所>
スタートはテ・アナウ湖の辺にあるカー・パークから、ブロッド・ベイまでの約6kmを歩きます。実はテ・アナウの街からWater Taxiで移動ができ、ブロッド・ベイまでの距離は短縮できてしまいます。(Water Taxiが気持ちいいので、それはそれでおすすめです)
最初は原生林の中、急登を数時間登りますが、視界が開けるとテ・アナウ湖、タキティム山脈、スノードン山脈、アール山脈のパノラマが広がります。ここからは尾根歩きが続き、「マウント・ラックスモア」(1,472m)のピークハントを楽しんだ後はアイリス・バーン・ハットがある草原まで下ります。
アイリス・バーン・ハットからは緩やかにカー・パークまでを下っていくコースになりますが、モトゥラウ・ハットでは湖の辺でキャンプもでき、しっかりと自然を楽しめるコースになっていると思う。

標高差MAP

アクセス

To:ケプラー・トラック・カーパーク
ケプラー・トラックは始点と終点が同じでテ・アナウから歩いて60分程度のケプラー・トラック・カーパークが入口です。
入口から90分程にあるブロッド・ベイまではWaterTaxiを使うことができます。WaterTaxiは行きがAM8:30〜、帰りはPM4:30まで約1時間ごとに出ており、Lake Te Anauの絶景を見ながらのボートの旅は結構おススメです。

   

NewZealand ハイキングマップ#3 に続く

※この記事は2020年5月時点の情報を元に書いています。

  

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