最終日はモンブラン(Mont-Blanc|標高4810m)の麓にあるフランスの街、シャモニー(Chamonix)を目指す。途中、見知らぬ駅で登山鉄道から降ろされるハプニングがあり一時はどうなることかと思ったが、出会った方々の優しさでなんとか乗り越えることができた。
スイス旅行のついで感覚で立ち寄ったシャモニーだったが、クライマーの聖地だけあった寄って大正解の素晴らしい街だった。
day7 Zermatt→Chamonix
ツェルマットからヴィスプ(Visp)、マルティニー(Martigny)で乗り換え、登山鉄道で国境を越えてフランスのシャモニーへ向かう。マルティニーからMont-Blanc Expressに乗り換えたが、赤と白の車両から内装までカッコよく窓から見える景色も良い。ちょっと値段は高いけど、乗る価値ありです。






Mont-Blanc Expressでシャモニーまで直行の予定が、ヴァロルシーヌ(Vallorcine)という謎のフランスの駅で降ろされてしまう。何が起きたかわからず、ちょっとテンパりつつ駅員や道端の人に話を聞いてみる。
駅員さんは、「Go to Argentiere」と言っている。単に良く聞き取れなかっただけだが、駅員に「アルゼンチンに行け!」と笑えないフレンチジョークをかまされたのかと思いながら途方に暮れていると、同じくシャモニーに向かっていると思われるドイツ人の女性が話しかけてくれた。
どうやら、トンネル工事によりヴァロルシーヌからの登山鉄道が通行止になっているので、バスに乗り換えてアルジェンティエールという街まで行く必要があるようだ。この情報はチケット買うときに教えて欲しかった。。。



ドイツ人の女性に助けられアルジェンティエールに到着し、世間話をしながら一緒にシャモニーへ向かう。この方はシャモニーで親戚と待ち合わせしており、数週間を一緒に過ごすんだとか。ヨーロッパの休みって長くて本当に羨ましいです。
鉄道から見えるヨーロッパアルプスの山はどんどん険しくダイナミックになっていき、景色を見ているとすぐシャモニーに到着した。後方にモンブラン、駅校舎も粋でかっこいい。綺麗な街を散策しながら本日の宿へ向かう。





道中何度か遭遇した日本人夫婦にシャモニーでも遭遇。娘からのプレゼントで人生2回目のスイス・フランスを旅行しているんだとか。自分も老後にもう一度ここに来たいなぁとしみじみ思いながら、この日は就寝した。(Geneveの空港でもこの夫婦と遭遇した)
day8 Chamonix→Geneve
朝7:00、ラギーユ・デュ・ミディ(LAiguille du Midi)の展望台へロープウェイで向かう。標高3,842mまでロープウェイで一気に上がるが、山頂駅の景色はとても素晴らしかった。ここからモンブランにアタックする人もいるようだ。




左手に見えるピークがエギーユ・ヴェルト(Aiguille Verte|4,122m)、奥にうっすらモンテ・ローザ(Monte Rosa|4,634m)が見える。右手に見えるグランドジョラス(Grandes jorasses|4,208m)は6つのピークを持っているんだとか。ただただカッコいい。
そして目の前にはど迫力のモンブラン(Mont-Blanc|4,810m)登場。さすがヨーロッパアルプス最高峰。



展望台は大満足。
なんとなくORANGINAで締める。シャモニーからはバスに乗って、最終目的地のジュネーヴ(Geneve)に向かう。ジュネーヴは国際機関が多くあることもあってか、なんだか品がいい街並みだ。時計産業が盛んなスイスだけあって時計屋も多い。旅の思い出を振り返りながら、最終日のジュネーヴを満喫した。



Geneveのビジネスホテルで一泊し、翌日早々に帰国した。 ヨーロッパのアルペンリゾートはアクセスが良く観光地化されていながら、人混みがすごい訳でもなく街や空気はとても綺麗で過ごしやすかった。
今回歩けていないハイキングコースがまだまだ沢山あるので、何度来ても来りないと思う。
またいつかヨーロッパアルプスを巡る旅をしたい、そしてモンブランはいつか登頂したい。
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